「失敗」に賞賛を贈る

4月当初、園内に響いていた泣き声も、今では笑い声の方が多く響いています。


新しく開園した「おへそつながり」「おへそこどもスタジオ」も保護者様のご理解、ご協力により順調に運営を開始しております。


子どもたちの発達を専門的に支援しているスタジオでは「敏感な子で、手洗いすら拒否していたけれど、スタジオに通いだして手が洗えるようになった」「ほとんど言葉が出なかった子どもが、初めて意味のある言葉を発してくれた」などの喜びの声をいただいています。


おへそグループの多様性のある環境が、子どもたちにたくさんの刺激を与え、自ら育つことを促進しているようで嬉しい限りです。


さて、年度末には15人の子どもたちがおへそを巣立っていきました私事で恐縮ですが、長男も卒園児でしたので、父親としての参加もさせていただきました。


1年生になると、大きなランドセルをからって自力で学校に向かわなければなりません。今まで、お父さん、お母さんに守られていた子どもたちも、通学路はもちろん、身の回りのリスクを自ら乗り越えなければなりません。


子ども以上に不安で心配になる保護者様も多いかもしれません。しかし、やはり泳げるようになるためには、水に飛び込まなければ一向に上達することがないよう、人間が自立に向かうには、勇気を持って、社会の実践の場に飛び込むことが必要となります。


アメリカの有名な哲学者のエマーソンは「よい習慣は、わずかな犠牲を積み重ねることによってつくられる」と示しています。ちょっと難しい、ちょっと恐い、ちょっと大変、ちょっときつい、ちょっとドキドキ・・・の「ちょっと」のリスクに挑戦し続ける習慣をなるべく人生の早い段階で得ることによって、人は大きく成長できるように思います。


挑戦すると、もちろん、失敗もしますし、逆を言えば、挑戦しなければ失敗を経験することはできません。米GOOGLE社の幹部は「新しいアイデアを生むには失敗にも報酬を与えるべし」とも語っています。失敗した数が多いほど、挑戦した数も多いということですし、学びも多く得ることができます。子どもたちの日頃の「失敗」に賞賛を贈りながら見守っていきたいと思います。


おへそグループに通う子どもたちは今、親御さんと離れ、大きな挑戦に立ち向かっています。それぞれがそれぞれのペースで楽しみながら挑戦できる環境、そして、大いに失敗できる環境がおへそにはあります。好きな先生と、好きな仲間と、好きなことを追求し、精一杯、楽しみながら成長してくれることと思います。


新しい施設、新しい職員も増え、さらにおへそグループとして大きく飛躍する年です。職員一同、全力で楽しみながら、子どもたちのあこがれの存在となれるよう、成長していく所存です。どうぞ、一年間、宜しくお願いいたします。


おへそグループ統括園長 吉村直記

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