明るく笑う「いい子」がなぜ罪を犯すのか

「いい子に育てると犯罪者になります」の著者 岡本 茂樹 氏は、以下のようにおっしゃっています。


 意外なことに、刑務所への出入りを繰り返す累犯受刑者には「いい子」だった者が多い。 自分の感情を素直に出さず、幼少期から無理を重ね、親の価値観を押し付けられ、親の期待する役割を演じることに耐えられなくなった時、積もり積もった否定感情が「犯罪」という形で爆発するのだ。 健全な子育ては「いい子」を強いるのではなく「ありのままの姿」を認めることから始まる。


 幼少期に、私たちは知らずしらずのうちに価値観を取り組んでいます。 「ちゃんとしなさい」という言葉で、本来の欲求を抑圧され、子どもたちは自分の欲求を我慢し、甘えれることなく大人になっていきます。 「なぜ、こんな立派な人が・・・」と思えるニュースがたくさんあります。 


ちゃんとした大人に見える人でも、抑圧された欲求があればあるほど、たかが外れると、その反動は大きいように感じます。 人は刷り込まれている価値観と「反対のことをする人」を許せないと岡崎氏は言っています。 「行儀よくしなさい」と言われて育てば、行儀よくない人を許せなくなり、行儀がよくない自分自身も許せなくなります。 正しいと思い込んでいる価値観を持っていればいる程に、違う価値観を受け入れづらくなります。


 「いい子」の形ばかりを追い求めれば、監視する大人の前では感情を抑圧します。整っているように見えても心の中では、「言い分」を聞いてもらえない寂しさを持ち、整うことを演じている「いい子」になってしまうかもしれません。 


非行少年や受刑者も、最初は親の厳しいしつけに従おうとし、殴られることや怒られることが嫌で、そして、愛されたい一心で、「しつけ」に従い、「いい子」になり続けるプロセスがあるといいます。

刑務所で刑に服した受刑者は、反省をし続け、さらに、本音を抑圧され続けます。しかしながら、再犯率は、49.5%という驚くべき数字です。


「罰を与えると、人は悪くなる。愛を与えると、人は良くなる。」


岡本茂樹氏の言葉を旨に、引き続き、子どもたちに向き合っていきたいと思います。


0コメント

  • 1000 / 1000