論語「学びて思わざれば、則ち罔(くら)し。思いて学ばざれば、則ち殆(あやう)し。」

学びて思わざれば、則ち罔(くら)し。
思いて学ばざれば、則ち殆(あやう)し。 - 為政


「学ぶということだけでなく、自分で良く考えてみないと、はっきりの物事は分かりません。一方、考えるだけで、学ぶことを疎かにしては、考えに偏りが出てきます。学び、考え、考え、学ぶ。その姿勢が大切ですよ。」


という意味になります。

「罔(くら)し」は、「暗し」、と同じ読みですが、意味は少し違って、

物事の輪郭がぼんやりしてはっきり見えない様子。

「殆(あやう)し」は、自分の考えに凝り固まってしまうことの危うさを示す言葉だそうです。


つい人は、自分の頭の中で判断し、物事を見てしまいます。

世の中には既にその道の実践者がいたり、様々な研究・検証がなされていたりします。

自分の意見を持つことや、自分の考えを信じることもとても大切なことですが、まずは学び、様々な事例に基づき判断基準を養っていくこと。そして、そこから自分自身の応用やオリジナル性が出てきます。


それは人生においてはもちろん、空手やスポーツにおいても同じようなことが言えます。

ただただ練習しているだけでは独りよがりの練習になってしまいます。しかし、その道を極めた人や、自分よりも上手な人を見ると、自分の至らない点がしっかりと見えてきたりします。

武道には、「守・破・離」という言葉があります。

守・・・師の実践、教えをしっかりと守り、摸倣できるよう練習を積み重ねること

破・・・師の教えを自分なりに応用して、枠を破っていく段階

離・・・自分の型をつくり、師から離れていく段階


まずは、人に学び、過去に学び、そして、応用していくことが大切でしょう。

学ぶの語源が「まねぶ」であるように、素直に実践に努めながらも、自ら考え、創意工夫し、自分に合うの表現や型に応用していくことを繰り返していくことを心掛けていきたいものです。




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