障害は環境によってつくられる

昨日、ユニバーサルデザインのコンサルティング等を行う会社「ミライロ」の代表 垣内俊哉さんのお話しを聞く機会がありました。

会社紹介を抜粋すると↓↓


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ミライロでは、「バリアバリュー」という理念を掲げています。 バリア(障害)をバリュー(価値)に変えていこうという思いを表しています。私の夢は「歩く」ことでした。しかし、足で歩くという夢は叶いませんでした。 これからも、私は死ぬまで歩きたいと思い、願い続けることでしょう。歩くという夢への路が途絶え、私は、「歩けなくてもできること」を探し続けてきました。

しかし、106センチの視点だから気づけること、車いすの私だから伝えられることがありました。 私は、歩けないからできることを、見つけることができました。人には誰しも苦手なことがある。人には誰しも辛い過去がある。人には誰しもコンプレックスがある。

一見すべてはネガティブなものに見えますが、それらはすべて価値になります。 人それぞれが持つ経験や視点、感性は、それが必ず強みになるのです。日本は、他国に類を見ない速度で高齢化が進んでいます。高齢化先進国の日本だからこそ、日本はユニバーサルデザインにおいても先進国であらなければいけません。

モノづくりが日本の誇りであるように、これからは日本のユニバーサルデザインが世界のお手本になる時代です。ユニバーサルデザインは、すべての人にとって使いやすい、見やすい、心地よい、そんなモノやサービスのあり方です。ミライロでは、建物や製品、サービス、コミュニーケーション、情報のあり方をデザインしています。バリアバリューの視点から、私たちは新しい日本を、世界をデザインしていきます。

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垣内さんは文章中にもあるように生まれつき、歩けない身体でこの世に生を受けました。

お話しの中でとても印象に残ったフレーズがありましたので、ご紹介したいと思います。


「障害は人がつくるものではなく、環境によってつくられるもの」


この世の中は、右利きの人が多く、エレベーターのボタンも、PASMOのタッチも、右利きの人が使いやすいようにできています。この世の中は、二足歩行で歩く人が多く、その前提で階段というものも作られています。


そんな風に、私たちが今過ごしている環境は、多数決で、多い人がより使い勝手が良いようにつくられています。逆に、マイナノリティー(少数派)の人たちにとっての使い勝手の悪さを障害と表現できるわけです。

「障害を持っている人」ではなく、「障害が出るような環境がそこにある」という解釈を垣内さんはされています。

それであれば、その環境を整え、少数派の人たちも利用しやすい世の中をつくることを使命とされています。


子どもたちの環境においても、私たち大人が当たり前と感じていても、子どもの育ちを考えた時に見直すべき環境がたくさんあるのかもしれません。垣内さんの言葉は、私たちが何気なく使っているもの、当たり前にある環境が、もしかすると少数派の人たちにとっては障害になりうるのかもしれないという視点を新たに持たせていただいたように思います。



株式会社ミライロ

http://www.mirairo.co.jp/








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