吉村 直記

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「子ども自ら学ぶ力」「あれこれ言わないことも子どもの自立」

「子ども自ら学ぶ力」当園では4月から学童保育も受け入れを開始し、幼児が学童保育のお兄さん、お姉さんたちと一緒に遊ぶ機会があります。砂場に行くと小学生が泥団子を作っています。保育士の先生も敵わないくらいにピカピカの泥団子を作っています。それを見た園児たち。「うわーすごーい」と目をキラキラさせながら、見よう見まねでピカピカの泥団子を作り始めます。先生たちは介入せずに見守るだけに徹します。子どもたちは大人に「教えてもらう」ことだけで育つのではありません。子どもたちは子ども同士でたくさんのことを学び、技術を獲得していきます。大人の私たちは、子どもには「自ら学ぶ力」があるということを忘れてはならないと思います。「あれこれ言わないことも子どもの自立」「今日は何をしたの?」「どんな遊びをしたの?」「友達とはケンカしなかった?」色んなことを聞いて欲しい子もいれば、ねほりはほり聞かれることを嫌がる子もいます。親はいつになっても色んな報告を受けたいものですが、あれこれ言わないことも子どもの自立だったりします。自分が子どもの頃を思い出しても、親に言えないことや秘密にしておきたいこともたくさんあった気がします。親に頼り過ぎず、子どもが自分で考え、行動し、決断している過程が自立です。時にはグッと我慢して、子どもの話さないことを楽しむ位の余裕が必要なのかもしれません。

空手大会

毎年恒例、寒い寒い空手の大会が終了しました。悔しい思いをした子、思い通りの結果になった子、それぞれの思い出だったことだと思います。でも、誰の力も借りずに舞台に一人で立ったことは、彼らの中に必ず残っていくと信じています。みんな素晴らしかったと思います。試合が終わってある保護者さんからメールをいただきました。試合が終わった日の夜、お風呂で「よく練習してたね。頑張ったね。」と声をかけると「空手やってて良かった〜」というので、てっきり目標のメダルが取れたからだと思ったのですが、「学校で上級生にからかわれた時に、殴りたくなる位ムカついたけど、ここで殴るのはつよくやさしくじゃないと思って、そう考えてたらムカつかなくなった。だから、空手してて良かったって思った」練習したり、目標を達成したりする以上に大切な心を身につけていて、とても驚きました。空手や先生や仲間のおかげだと本当に感謝しています。いつもありがとうございます。子どもたちは大人が知らない所で様々なことを学び、成長しています。また、悔しがったりしないから、悔しくないんじゃありません。悔しいことを表現しない悔し方もあるのです。そして、評価すべきなのは「結果」ではありません。それに挑戦することができた「成長」であるべきです。これからも、子どもたちを大いに信じ、大いに認めてあげて欲しいと思います。保護者の皆様、寒い中、応援ありがとうございました!

園長2月あいさつ「安心が強さへと変わる」

あっと言う間に月日は流れ、気がつくとこども園開園2ヶ月前。人生でも感じたことないほどのワクワクとドキドキを感じています。職員も園舎を見学しイメージが少し湧いたようで、子どもたちにも園舎の写真を紹介してくれていました。子どもたちも期待を膨らませている様子でした。私の恩師は「親と教師に感動がなければ、子供たちも感動のある毎日は送れない、人を感動させる人には育たない」と繰り返し言っていました。心を揺さぶられる感動を職員、保護者、子どもたちと共有できていることを心から嬉しく思います。2月は毎年恒例の空手大会が開催されます。4月から練習した力を発表する機会です。長年空手の指導をしていますが、心の強さとは何か?とずっと考えてきました。それぞれのご意見があろうかと思いますが、私は心が強いというのは、いかに自分の不足を認めることができるかということであると思うのです。余計な見栄をはらず、周りのみんなの素晴らしいところを素直に学ぶ。言葉にすると簡単なようですが、これが難しい。「あなたこういう所を改善した方がいいよ」ということに「ありがとうございます」と言える力。それこそが成長する力であると感じています。でも、その力というのは絶対的な安全基地がその人の中にあって、弱い自分を見せても大丈夫、強がらなくても大丈夫なんだ、という安心によってしか出てこない力です。両親がケンカばかりしていたり、いつも疑われて育つと、子どもは不安で仕方がない。不安で、不安で、本当は弱い心なのに、強がって。「あなたは大丈夫」と言って欲しいのに、いつも心配されて。そういう環境では本当の強さというのは育たないような気がするのです。 子どもたちの「強さ」は「安心」によって育つ。ぜひ、空手の大会の結果がどうであろうと「寒さ」と「ドキドキ」に打ち勝ち舞台に一人で立てたことを大いに認めてあげてください。さあ、生活発表会に向けての練習もスタートしました。いよいよ年長児は卒園に向けてカウントダウンです。引き続き心を震わせるような日々を共に過ごしていきたいと思います。おへそ保育園園長 吉村直記